「歩けるのに、なぜこんなに痛いのか」
「この捻挫、骨折してないか心配」
「自分の捻挫がどのくらい重いのか知りたい」
足首を捻ったあと、多くの方が最初に確かめるのが「歩けるかどうか」です。歩ければ軽い、歩けなければ重い。そう考えるのは自然ですが、実際には歩けても靭帯が切れていることがあります。
本ページでは、大阪の「グレフル鍼灸接骨院 整体院 心斎橋」が、足首の捻挫の重さを自分で判定する手順と、骨折を疑うべきサインを解説します。

歩けるかどうかは、捻挫の重さを測る物差しになりません。理由は2つあります。
足首の外側には、前後に並ぶ複数の靭帯があります。そのうち1本が切れても、残りの靭帯が支えるため、立つことも歩くこともできます。
逆に言えば、歩けることは「全部は切れていない」ことしか意味しません。
捻った直後は興奮状態で痛みを感じにくく、しばらく歩けてしまうことがあります。時間が経ってから痛みと腫れが出て、翌朝に動けなくなるケースは珍しくありません。
その場で歩けたかどうかで判断しないでください。
捻挫は靭帯の傷み方によって3段階に分けられます。腫れ方、痛む範囲、ぐらつきの有無で、おおよその判定ができます。
腫れは軽く、外くるぶしの周辺に限られます。押すと痛む場所がはっきりしていて、歩行はほぼ普通にできます。
内出血は出ないか、出ても薄い程度です。日常生活への支障は数日でなくなります。
腫れが足首全体に広がり、足の甲まで及ぶことがあります。受傷から1〜2日たつと、足の裏や指のほうまで内出血が下りてきます。
歩けますが、かばった歩き方になります。足首を内側に倒す動きで強い痛みが出ます。最も多いのがこの段階です。
腫れと内出血が強く、足首の形が分からなくなるほど膨らむこともあります。体重をかけられない、あるいはかけると支えが抜ける感じがします。
痛みは必ずしも最も強いとは限りません。完全に切れると、かえって痛みが軽く感じられることがあります。腫れの大きさとぐらつきで判断してください。

捻挫は、日本整形外科学会の説明では骨折や脱臼を除いた関節のけがを指します。つまり「捻挫だと思っていたら骨折だった」は、あり得ることです。
以下に当てはまる場合は、医療機関へ行き画像検査を受けることをおすすめします。
靭帯の損傷であれば、痛むのは骨と骨の間の、柔らかい部分です。外くるぶし・内くるぶしの骨そのものを押して強い痛みが出る場合は、骨折の可能性があります。
指で1点ずつ、骨の縁に沿って押して確認してください。
足の甲の外側を手前からたどると、途中に骨の出っ張りがあります。捻った際にここが折れることがあり、足首ばかり気にして見落とされやすい場所です。
受傷直後でも、しばらく経ってからでも、自力で4歩続けて歩けない場合は骨折を疑います。誰かに支えてもらわないと進めない状態も同様です。
明らかに形が違う、不自然な方向に動く。この場合は動かさずに固定して、その日のうちに受診してください。
なお柔道整復師が骨折・脱臼を施術するには、応急手当を除いて医師の同意が必要です。当院でも骨折が疑われる場合は、固定したうえで整形外科の受診をご案内しています。
骨折全般の確認方法については、骨折のセルフチェックもあわせてご覧ください。
出典:捻挫(症状・病気をしらべる)/足関節果部骨折(脱臼骨折)(症状・病気をしらべる)
似た言葉が並ぶため、混同されやすい部分を整理します。
打撲は外からぶつかって組織が傷んだ状態です。捻挫は、関節が本来動かない方向へ無理に動かされて傷んだ状態を指します。
ぶつけた覚えがなく、捻った・ひねったという自覚があるなら捻挫です。
「捻挫ではなく靭帯損傷と言われた」という方がいますが、別物ではありません。捻挫という言葉の中身が、靭帯の損傷です。
程度が重いときに靭帯損傷という表現が使われることが多く、意味としては2度・3度の捻挫を指しています。
おおよその目安です。処置の内容と、動かし始める時期によって前後します。
日常生活は数日で戻ります。運動への復帰は、痛みなく片脚で立てるようになってからです。
歩行は早い段階で戻りますが、ぐらつきが取れるまでに時間がかかります。この段階で「痛くないから」と復帰すると、再び捻ります。
固定期間が必要になり、その後に動かす範囲と筋力を戻していく期間が続きます。手術が選択されることもあります。
日本整形外科学会は、捻挫の強い痛みは受傷後1〜2ヶ月で緩和し、その後もスポーツ時の痛み・腫れ・ぐらつき感が残ると説明しています。
痛みが消えた時点で終わりにすると、ぐらつきを抱えたまま生活することになります。関節内の傷が積み重なると変形性関節症につながるため、支える機能が戻るまで続けてください。

自分での判定には限界があります。特に2度と3度の区別は、靭帯のゆるみを確認しなければ分かりません。
当院では、国家資格を持つ柔道整復師が、腫れの広がり方・押して痛む位置・関節のぐらつきを確認し、今の状態と回復の見通しをお伝えします。骨折が疑われる場合は固定したうえで整形外科の受診をご案内します。
捻挫は健康保険の対象です。捻った日時と状況がはっきりしていれば、保険施術として対応できます。
「歩けるから大丈夫」と思っている方ほど、一度確認にお越しください。