
本日は、キッズ整体で初めてお越しいただいた3歳の男の子の症例をご紹介します。保護者の方が「歩く姿勢が少し気になる」「よく転びやすい」「座っている時に歪むクセがある」と感じられ、将来の体のバランスや姿勢の崩れを心配されてのご来院でした。
来院時は、立位での姿勢観察にて骨盤の左右差と軽度のX脚傾向が確認されました。また、仰向けで足の長さを比較すると、左足がやや短く見える状態(骨盤の歪み)があり、股関節の柔軟性も左右で異なっていました。動作検査では、足を上げる時に片側の股関節がスムーズに動かず、骨盤のねじれによるアンバランスが見られました。日常生活では、座っているときに足を前後にずらしたり、体を片方に傾けるクセもあるとのことでした。
姿勢分析では、軽度の猫背と骨盤の後傾が確認されました。可動域検査では、特に胸腰椎移行部の伸展と回旋(体をひねる動き)が制限されており、スイングの際に「上半身の回旋を骨盤で代償している」傾向が見られました。
初回は、無理のない範囲で骨盤と股関節の位置バランスを整える優しい施術を行いました。成長期の子どもは関節や筋肉が柔らかく、刺激が強すぎる施術は逆効果となるため、軽い手技と関節のモビリゼーション中心で全身の動きを確認しながら調整しました。また、足の動きを確認しながら可動域を広げるストレッチと、保護者の方にもご自宅でできる簡単な姿勢サポート法をお伝えしました。
施術後は、仰向けでの足の長さがそろい、骨盤の位置が安定。足上げテストでも「動かしやすい!」と笑顔が見られ、保護者の方も「体が軽くなったように見える」と喜ばれていました。
今後は、
・骨盤と下肢のバランスを整える施術
・成長に合わせた姿勢トレーニング
・自宅でできる運動習慣のアドバイスを行い、正しい姿勢の定着と転倒予防を目指していきます。
お子さまの姿勢や歩き方のクセは、成長とともに変化していきます。「まだ小さいから大丈夫」と思われがちですが、早めのケアが将来の姿勢・運動能力・集中力にもつながります。当院のキッズ整体では、成長期のお子さまの体をやさしく整え、健やかな発達をサポートしています。
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