交通事故によるむち打ち症は、見た目では分かりにくい症状でありながら、長期間にわたり身体に影響を及ぼすことがあります。
特に、
・首の痛みや可動域制限
・腕や指の痺れ
・筋肉の強い緊張
などがある場合は、首だけでなく姿勢や身体全体のバランスを含めた評価が重要になります。
この症例は、交通事故後の身体の変化を適切に評価し、段階的に身体を整えていくことの重要性を示しています。
2-41.jpg)
本日は、『交通事故後に続く首の痛みと指の痺れでお困りの大阪市中央区30代男性』の実例をご紹介します。
交通事故後に起こる「むち打ち症」は、事故直後だけでなく数日〜数週間経ってから症状が強くなることも少なくありません。首の痛みや可動域制限だけでなく、腕や指の痺れなど神経症状を伴うケースもあります。
今回は、交通事故後のむち打ち症により頚部の痛みと左母指の痺れが続いていた30代男性の症例をご紹介します。
大阪市中央区在住の30代男性。
WEBで自宅と通院しているクリニックの近隣で『心斎橋 整骨院』と検索し、当院へ来院されました。
会社員として製造や運搬の仕事をしており、日常的に身体を使う作業が多い環境です。運動習慣は特にありません。
2025年1月14日に交通事故に遭い、頚部の強い痛みと動かした際の運動時痛、さらに可動域制限が出現しました。加えて、左母指に痺れと軽度の知覚鈍麻も現れ、日常生活にも支障を感じる状態でした。
事故直後は救急搬送された病院で処置を受けましたが、症状の改善はあまり感じられず、その後自宅近隣の病院へ転院し、月3回の診察を受けながら経過をみている状況でした。
身体の状態を確認すると、頚部の筋緊張が非常に強く、頸椎の可動性も大きく低下していました。
もともとストレートネック、猫背、巻き肩といった姿勢不良があり、頚部に負担がかかりやすい状態でした。そこに交通事故による強い衝撃が加わったことで、頚部周囲の筋肉や関節の機能が大きく乱れ、むち打ち症の症状が強く出ていると考えられます。
また、左母指に痺れや知覚鈍麻が見られることから、頚部周囲の神経に対して何らかのストレスがかかっている可能性も考えられました。
通常であれば神経症状の評価としてジャクソンテストやスパーリングテストを行いますが、このケースでは首の可動域制限と運動時痛が強く、それらのテストを行うこと自体が難しい状態でした。
まずは強い炎症や筋緊張を考慮し、頚部に過度な負担をかけないよう慎重に施術を行うことを方針としました。
頚部周囲だけでなく、姿勢不良によって負担がかかっている胸郭や肩周囲の緊張も緩めながら、首にかかるストレスを軽減するよう全体のバランスを整えていきました。
急性期のむち打ち症では、無理に動かしたり強い刺激を加えると症状を悪化させる可能性があるため、身体の反応を確認しながら段階的にアプローチを行うことを重視しました。
施術後は頚部周囲の筋緊張がやや緩和し、首の動かしやすさに変化が見られました。
また、頚肩部の重だるさも軽減し、首周りの緊張が少し抜けた感覚があるとのことでした。
神経症状については急激な変化を求めるのではなく、経過を見ながら少しずつ改善していくことを目標に施術を進めていく方針となりました。
\ 痛みでのお悩み /
痛みのない生活を。