「交通事故後に肩甲骨が痛む」
「整形外科ではむちうちって診断されたけど肩甲骨と関係あるの?」
「肩甲骨の痛みをすぐに緩和させる対処法が知りたい」
交通事故による怪我といえば「むちうち」をイメージされる方が多いのではないでしょうか。
むちうちと言えば、首周辺に痛みやだるさを感じ、症状が酷くなると吐き気や頭痛を伴う厄介な怪我です。
ただし、大阪心斎橋のグレフル鍼灸接骨院 整体院 心斎橋へは交通事故の患者さんが多く来院されますが、肩甲骨まわりの痛みを訴える方々が多くいらっしゃいます。
殆どの方が整形外科の診断では「頸椎捻挫」つまりむちうちの診断を受けている方ですが、肩甲骨まわりの痛みを一番強く訴えるのです。
むちうちと肩甲骨まわりの痛みには何か関係があるのでしょうか?
大阪心斎橋のグレフル鍼灸接骨院が詳しく解説していきます。
目次
むちうちと肩甲骨の痛みは十分な関係性があります。
特に、近年の日本人の生活習慣や姿勢においては、むちうちで肩甲骨への痛みが出現する人のほうが多いかもしれません。
では、一見関係のなさそうなむちうちと肩甲骨の痛みに関係性がある理由は何なのでしょうか。
以下で詳しく解説していきます。
むちうちで肩甲骨が痛くなる理由は以下のとおりです。
むちうちで肩甲骨が痛くなる理由は筋肉や靭帯が深く関わっています。
むちうち(頸椎捻挫)は、交通事故などで首が急激に前後に揺さぶられることで発生します。
この揺さぶりによって、首の筋肉や靭帯が損傷を受けるのですが、揺さぶられた力は首だけでなく肩甲骨をはじめとした背面に広範囲に広がるのです。
特に、僧帽筋や肩甲挙筋などの筋肉がに過度に負担を受けることで、肩甲骨周辺に痛みを感じることがあります。
これらの筋肉は首や肩甲骨と密接に結びついているため、むちうちで発生する筋肉の緊張が肩甲骨にも影響を及ぼすのです。
神経の圧迫や炎症の影響も、むちうちで肩甲骨が痛くなる理由のひとつです。
追突などによる衝撃は、頸椎に微細なズレが生じたり椎間板が圧迫されることによる神経の圧迫を引き起こします。
神経が圧迫されると、首から肩甲骨にかけて広がる神経を刺激し、肩甲骨周辺に痛みやしびれを引き起こすことがあるのです。
特に、頸椎の下部(C5-C7)の神経根が圧迫されると、肩甲骨やその周辺に痛みが出現しやすくなり、この痛みを「放散痛」と言います。
また、神経が圧迫されると痛みだけでなく、感覚の異常や運動機能の低下を発症することがあり、手が挙がりづらいなどの肩甲骨の動きにも影響を及ぼすことがあります。
姿勢が悪化することによる筋膜の緊張も、むちうちで肩甲骨が痛くなる理由のひとつです。
むちうちにより首や背中の筋肉が損傷すると、自然な姿勢を保つことが難しくなり、肩甲骨の位置も崩れがちになります。
通常の姿勢では、肩甲骨は背中の上部で安定していますが、むちうちによって不自然な姿勢を取り続けることで、肩甲骨周囲の筋肉や筋膜が過度に緊張することがあります。
これにより、肩甲骨そのものやその周辺の痛みが生じます。
筋膜とは、筋肉を包み込む組織であり、魚肉ソーセージのオレンジの包装をイメージするとわかりやすいかもしれません。
むちうちなどの損傷があると筋膜も大きな影響を受け、痛みや硬さが生じることがあります。
血行不良もむちうちで肩甲骨が痛くなる理由のひとつです。
むちうちによる筋肉や神経の損傷は、筋肉に大きな負担を与え、それが血流の悪化を招くことがあります。
血流が悪くなると、筋肉や組織への酸素供給が不足し、代謝産物が蓄積して痛みや疲労感が生じやすくなります。
特に、肩甲骨周辺は日常的に多くの負荷がかかる部位であるため、血行不良が原因で痛みが出やすいのです。
むちうちで肩甲骨が痛くなったときは、落ち着いて以下の対処方法をお試しください。
むちうちで肩甲骨が痛くなったときは、アイシングを行う痛みの緩和を目指しましょう。
アイシングは、炎症を取りのぞく効果に加えて、血行促進効果も期待出来ます。
むちうちのような急性の怪我に対しては、まずアイシングを行い様子を見ることが大切です。
アイシングのポイントは、道具と時間のふたつです。
道具は、アイスバックと氷水をご用意ください。保冷剤などは温度が低すぎて凍傷のリスクを伴うためおすすめ出来ません。
アイシングの時間は20分前後がおすすめです。
長時間アイシングを行うと体が冷えてしまい逆効果のリスクを伴うため実施時間には十分にご注意ください。
むちうちで肩甲骨が痛くなったときは、頸椎カラーを装着すると痛みが緩和することがあります。
むちうちで肩甲骨が痛くなる理由でご紹介したとおり、むちうちによる肩甲骨の痛みの原因は首にあるケースが殆どです。
つまり、肩甲骨の痛みに対して肩甲骨に何かをしても効果が得られない可能性があります。
そんなときは、首の安定化をはかりましょう。
頸椎カラーとは、首に巻くコルセットのようなものです。
首の動きを安定させることで、肩甲骨への放散痛を抑えることができるかもしれません。
ただし、頸椎カラーは痛みが酷い場合のみ装着することをおすすめします。
むちうちで肩甲骨が痛くなったときは、適度な運動やストレッチで血行を促進してあげると効果的です。
ただし、過度な運動は症状悪化のリスクを伴うためおすすめできません。
軽いウォーキングやストレッチなどの留めておき軽く体温を上昇させる程度の運動を心がけましょう。
また、独断で運動を行うことも危険です。運動を行う際は、通院先のスタッフに予め確認をとり、可能であれば運動指導などを受けたのちにご自宅で実践されることをおすすめします。
むちうちによる肩甲骨の痛みをご自身のみで改善するのは無理があります。
特に、後遺症の確率が高いと言われている交通事故によるむちうちは、早期に整骨院などの専門機関で施術を受けることが大切です。
ただし、整骨院と言ってもどこの施設でも同じ施術を行うわけではありません。
特に、大阪心斎橋には多くの整骨院が軒を連ねており、その中で交通事故治療に強い整骨院を探すのは一般の方には至難の業でしょう。
もし、大阪心斎橋で交通事故治療を整骨院で受けたいとお考えの方は、以下の注意点をまとめたページを参考になさったうえで通院先を決めてみてください。