ランナー膝(腸脛靭帯炎)は、単なる「走りすぎ」だけが原因ではありません。
・骨盤のねじれ
・股関節機能低下
・左右差
・フォームの崩れ
が重なったときに発症しやすくなります。レントゲンで異常がなくても、機能的な問題は残ります。この症例は、痛みを抑えるだけでなく、フォームと身体バランスを整えることが大会復帰への近道であることを示しています。マラソン大会を控えている方こそ、早めのコンディショニングが重要です。
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本日は、『ランナー膝(腸脛靭帯炎)と右股関節痛|大阪市北区・20代女性ランナー』の実例をご紹介します。
「16km地点で痛みが出たけど、最後まで走り切った」「レントゲンは異常なし。でも痛みは消えない」ランナー膝(腸脛靭帯炎)は、走り込みをしている方ほど発症しやすいスポーツ障害です。特に大会前の追い込み時期は、フォームの乱れや左右差が顕在化しやすくなります。今回は、フルマラソンに向けた練習中に右膝外側と右股関節に痛みが出現した20代女性の症例をご紹介します。
大阪市北区在住の20代女性。営業職として働きながら、1年前から本格的にマラソン大会へ出場するようになりました。3週間前、練習で30km走を行った際、16km地点で右膝外側に痛みが出現。しかし、そのまま無理をして完走されたとのことです。発症後すぐに整形外科を受診し、レントゲンでは異常なし。ランナー膝(腸脛靭帯炎)と診断されました。1週間安静にしたことで痛みは一時的に軽減しましたが、練習を再開すると違和感が残る状態でした。2週間後の姫路城マラソン、さらに来月の香川マラソンに向けて「何とか間に合わせたい」という思いから、Googleで『ランナー膝 大阪』と検索し、当院へご来院されました。
評価の結果、骨盤と膝にねじれがあり、右側重心が強く見られました。下半身全体の筋緊張が強く、特に左右差が顕著でした。股関節と膝関節の可動域にも左右差があり、右股関節の安定性が低下している状態でした。
その結果、
・右膝外側へのストレス増大
・股関節の代償動作
・腸脛靭帯への過負荷
が起こっていたと考えられます。
中学・高校では短距離選手、大学でも陸上サークルに所属。社会人になってから再び長距離を本格的に始めたことで、フォームが長距離仕様へ適応しきれていなかった可能性もあります。30kmという長距離負荷と、元々の骨盤・下肢アライメントの崩れが重なり、今回の発症につながったと推測されます。
このケースでは、炎症部位だけをケアするのではなく、「走行時の負担分散」を最優先に施術を行いました。まず、過緊張している下半身全体の筋肉を緩め、左右差を調整。そのうえで、骨盤のねじれと股関節の可動域を改善し、膝関節へのストレスを軽減させました。
特に重視したのは、
・股関節外旋・内旋バランスの改善
・中殿筋の機能回復
・膝関節アライメント修正
です。
あわせて、テーピングやセルフケア指導、練習強度の調整提案も行い、大会までのスケジュールを考慮したコンディショニングプランを組みました。
施術後は、右膝外側の違和感が軽減し、股関節の動きがスムーズになりました。「脚が軽い感じがします」「膝の引っかかりが減りました」と、ご本人も変化を実感されていました。完全休養ではなく、負荷管理を行いながら回復させる方針で、大会に向けて調整を進めています。
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早期回復へ。