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長時間のパソコン作業やスマートフォンの使用で「目が重たい」「かすむ」「頭痛がする」といった症状に悩まされていませんか?このような症状は一般的に眼精疲労(がんせいひろう)と呼ばれます。「目の使いすぎ」が原因と思われがちですが、実は首や肩、背中の筋肉の緊張や姿勢の乱れが深く関わっているケースが多いのです。眼精疲労は目だけの問題ではなく、全身のバランスが崩れることで悪化する全身症状の一つなのです。
デスクワークやスマホ操作では、前かがみの姿勢になりやすく、頭が前に突き出た「ストレートネック姿勢」が習慣化しやすくなります。この姿勢では、次のような悪循環が起こります。
1、首・肩の筋肉が常に緊張
2、血流が滞り、酸素や栄養が目の周囲に届きにくくなる
3、目のかすみや重だるさ、頭痛として症状が出る
特に首や肩のこりが強い方は、その不調が目の疲れとなって現れることも多いのです。
猫背で画面をのぞき込むような姿勢を続けていると、目と画面の距離が近くなりすぎるため、毛様体筋というピント調整を担う筋肉が過剰に働きます。
これが続くと筋肉が硬直し、
・目のかすみ
・視力の低下感
・頭痛
などを引き起こしてしまいます。特にスマホやタブレットを長時間使用する方は要注意です。
実は、姿勢を整えるだけでも眼精疲労は大幅に軽減します。
ポイントは以下の通りです。
・背筋をまっすぐ伸ばし、頭を肩の真上にのせる
・ディスプレイの高さを目線と同じにする
・画面との距離を30〜40cm程度保つ
これにより、首や肩の負担が減り、血流がスムーズに保たれます。その結果、目の筋肉が自然にリラックスでき、疲労が溜まりにくくなります。
・暗すぎる照明 → 目が酷使され疲労が増す
・明るすぎる照明 → まぶしさで目が緊張する
自然光を取り入れつつ、デスクライトで反射や影を避けましょう。
スマホやパソコンの画面から出るブルーライトは、目の緊張を高めます。画面の明るさや色温度を調整することが有効です。
眼精疲労対策で有名な方法に20-20-20ルールがあります。
・20分作業したら、20フィート(約6m)先を20秒見る
この習慣を取り入れるだけで、ピント調整筋がリラックスし、目の疲労が溜まりにくくなります。
首・肩・背中のストレッチは、目の奥の重だるさ改善に直結します。
オフィスや自宅で簡単にできるストレッチを紹介します。
・肩をすくめてストンと下ろす
・首を左右にゆっくり倒す
・胸を開いて背中を伸ばす
これらを数分間行うだけで、血流が改善し、目の奥の重だるさが軽くなります。
蒸しタオルをまぶたに当てることで、血流が促進され、目の周囲の筋肉が緩みます。目の疲れが強いときにおすすめです。
目の充血や炎症がある場合は冷やすことで落ち着きます。温める・冷やすを使い分けることがポイントです。
眼精疲労は単なる「目の使いすぎ」ではなく、姿勢の乱れが根本原因となっているケースが非常に多いです。首・肩・背中の緊張を和らげ、血流を改善することが、目の疲労回復につながります。「最近目が疲れる」「頭痛や肩こりがひどい」そんなときはまず、自分の姿勢を見直してみましょう。姿勢を整えることは、目と体を守る最もシンプルで効果的なセルフケアなのです。
当院では、眼精疲労に悩む方へ姿勢と筋肉・骨格の両面からアプローチする施術を行っています。
整体・鍼灸・ストレッチを組み合わせて、
・首や肩のこりを改善
・血流を促進
・正しい姿勢を取り戻す
ことを目指します。
「目の疲れがなかなか取れない」「マッサージしてもすぐに戻ってしまう」そんな方は一度ご相談ください。
大阪府大阪市中央区南船場3-6-1 サイプレス心斎橋201
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