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本日は、『首の動かしづらさと腕のしびれ、肩甲骨の痛み|50代男性に起きていた“連鎖”』の症例をご紹介します。
「首が思うように動かない」「右腕がしびれて力が入りにくい」「ずっと右の肩甲骨が痛い」「昔の腰のヘルニアも、また出てきそうで不安」そんな複数の不調を抱えてご来院されたのは、大阪市中央区在住・50代男性、内装業に従事されている方です。Yahoo!で「おすすめの整骨院」を検索し、ご自宅から近く、口コミ評価も良かったことから当院を選ばれました。
来院時の背景とお悩み
お仕事は内装業。
・長時間の立ち仕事
・中腰姿勢
・重量物の運搬
・同じ側の腕を酷使する作業
が日常的に続く環境です。
以前から右肩甲骨の痛みがあり、それをかばいながら仕事を続けていたところ、2025年8月末に『首の強い痛み』や『右上肢のしびれ』が出現。整形外科を受診した結果、「頸椎6番・7番間の椎間板ヘルニア」と診断されました。痛み止めと湿布で一時的に症状は軽減したものの、
・違和感が残る
・しびれが完全に消えない
・仕事をするとまた悪化する
という状態が続き、マッサージにも通われていました。
しかし、「その場は楽になるけど、結局また戻ってしまう」と感じるようになり、「根本的に変えないと、このままではずっと同じだ」という思いから、当院へご来院されました。
なお、15年前には腰部椎間板ヘルニアを発症し、
・腰の痛み
・左臀部~大腿部のしびれ
を経験されています。現在は落ち着いているものの、「また再発するのでは」という不安も抱えておられました。
身体評価と原因の考察
姿勢と動作を評価すると、
・強いストレートネック
・顕著な巻き肩
・猫背姿勢
・右肩が常に高く挙上した状態
がみられました。
この姿勢により、
・頚肩部
・右肩甲骨周囲
・背部
にかけて、常に強い負担がかかる構造になっていました。
特に、
・右肩が上がったまま固まっている
・右側の頚部~肩~背部の筋緊張が著明
という状態は、「右肩甲骨の慢性痛」「頸椎への局所的なストレス」「神経症状が出やすい環境」を作り出していました。
腰部については、
・骨盤が左下がり
・左下肢に荷重が偏る
・左腰~下肢に常に力が入りやすい
という特徴があり、
・左坐骨神経痛
・腰部の張り
・再発への不安
につながっている構造が確認されました。
つまりこのケースは、「首だけ」「腰だけ」の問題ではなく、
・仕事動作
・長年の姿勢癖
・左右差の強い身体の使い方
が積み重なり、“頚椎・肩甲帯・骨盤・下肢”が連鎖的に負担を受け続けてきた結果、
・頚部可動域制限
・右上肢のしびれ
・右肩甲骨痛
・左坐骨神経痛
という“多発症状”として表面化していた状態でした。
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施術方針と内容
このケースで重要なのは、
・首だけを触らない
・腰だけを緩めない
・「負担が集中する構造」そのものを変える
という視点です。
施術では、
・頚部に直接強い刺激は加えず
・肩甲帯と胸郭の可動性を回復
・右肩が上がり続けるパターンの解除
・骨盤の左右差の調整
・体幹と下肢の荷重バランスの再構築
を段階的に行いました。
また、
・立ち仕事中の体の使い方
・重量物を扱う際の注意点
・再発を防ぐための簡単なセルフケア
についても共有し、「施術で整える」だけでなく、「仕事の中で壊れにくい体」を作る方向へプランを組み立てています。
施術前後の変化
施術後は、
・首を動かしたときの詰まり感が軽減
・右肩甲骨周囲の重だるさが緩和
・首~肩の“引っかかり”が減少
・立位時の体の左右バランスが改善
といった変化がみられました。
「首がさっきより動かしやすい」「右肩の張りが軽くなっています」という実感も得られ、“ずっと固まったまま”の状態から一歩抜け出せた感覚を持っていただけました。
まとめ|ぎっくり首・急な首の痛みでお悩みの方へ
ヘルニアやしびれは、「そこだけが悪い」ように見えがちです。
しかし実際には、
・姿勢
・体の使い方
・仕事動作
・左右差
・長年の癖
といった“土台”が変わらなければ、『薬で抑える』『マッサージで緩める』を繰り返しても、同じ場所に同じ負担が戻ってきます。
このケースは、「忙しくて通えない」「とりあえずマッサージでしのぐ」という状況の中で、身体が“限界”を超えた結果として症状が連鎖的に現れていた例です。本当の改善とは、「痛い場所を治すこと」ではなく、「そこに負担が集まらない体を作ること」。その視点を持てるかどうかが、5年後、10年後の体を大きく変えていきます。
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