本日は、ダンスが原因で長年腰痛に悩まされてきた患者様の症例をご紹介します。
腰痛は一度発症すると「一生付き合っていくしかない」と思い込みがちですが、適切な検査と施術を受けることで、症状の改善や再発予防が可能です。
約8年前、趣味で行っていたダンス中に腰を強く痛めてしまい、その後も慢性的な腰痛が続いていました。整形外科で検査を受けた際には、「この腰痛とは一生付き合っていく必要がある」とドクターから伝えられたとのことです。それ以来、整体院や接骨院、マッサージなど複数の施設に通っていたものの、根本的な改善には至らず、「このままでは趣味のダンスを続けられない」と強い不安を感じておられました。最近では立ち上がる際や前かがみになるときに鋭い痛みが出るほか、長時間座っていると腰からお尻にかけて重だるさが強くなる状態でした。
当院独自の身体運動機能検診を実施したところ、骨盤と腰椎のバランスが大きく崩れており、さらに腰椎全体の可動域制限が顕著にみられました。特に、体幹を支える深層筋である多裂筋や腹横筋がうまく機能しておらず、ダンス時の腰部負担が過剰になっていたことがわかりました。
初回は痛みの強い部位への負担を最小限に抑えるため、骨盤矯正と深層筋へのアプローチを中心に行いました。その後、股関節の可動域を広げる施術と、背骨の動きを整えるアプローチを組み合わせ、腰にかかる負担を分散させることを目的に施術を進めました。施術後は立ち上がる際の腰の重さが軽減し、患者様も「久しぶりに腰が軽くなった」と笑顔を見せてくださいました。
長年の腰痛を改善するためには、継続的な施術と日常生活でのケアが欠かせません。週1回の整体を目安に、骨盤・背骨のバランスを整えながら、腰に負担をかけない動作の習慣づけを行っていきます。また、ご自宅では簡単なストレッチや呼吸法を取り入れていただくようアドバイスいたしました。
「一生この腰痛と付き合わなければならない」と諦めている方でも、適切な検査と根本原因へのアプローチで症状改善を目指すことができます。腰痛や慢性的な体の不調でお困りの方は、早めに専門家へご相談ください。
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