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妊娠を望んでいるのに、なかなか結果が出ない──。病院に通ってホルモン治療やタイミング法を試しても思うようにいかないと、不安や焦りを感じる方は少なくありません。
そんなとき、一度立ち止まって見直したいのが「体の土台」、つまり骨盤のゆがみ・内臓の位置・自律神経のバランスです。西洋医学の治療だけでなく、整体や体質改善の視点を取り入れることで、妊娠しやすい体づくりに近づく方も実際に多くいらっしゃいます。
女性の骨盤の中には、子宮や卵巣といった妊娠に関わる重要な臓器が納まっています。この骨盤が前傾や後傾、左右に傾いている状態だと、骨盤内の血流やリンパの流れが悪化し、ホルモンの分泌や卵巣の働きに影響を与える可能性があります。
整体ではこの骨盤のバランスを整えることで、骨盤内環境の巡りを改善し、妊娠に適した体内環境を目指します。
不妊に悩む方の多くに共通するのが、「交感神経が優位になりやすい生活」です。ストレス、睡眠不足、PC・スマホの長時間使用──こうした要因で自律神経が乱れると、排卵の指令を出す脳下垂体や視床下部にまで影響が及びます。
整体によって背骨のゆがみを整えることは、自律神経の働きを安定させ、結果的にホルモンバランスの改善にもつながります。さらに、施術を通して「心身がゆるむ」時間を持つこと自体が、精神的な緊張をほどき、妊娠へのよい土壌を整えると言えるでしょう。
冷え性は、単に手足が冷たいだけではありません。内臓が冷えると血流が滞り、子宮や卵巣への栄養・酸素の供給が不十分になります。その結果、卵子の質の低下・子宮内膜の育ちづらさ・着床率の低下など、妊娠にとってマイナスに働く可能性があります。
整体では血流を妨げている筋肉の緊張や姿勢の崩れを整え、全身の巡りを回復させるアプローチを行います。特に「骨盤まわり」「腹部」「ふくらはぎ」への施術は、妊活中にとって重要なポイントです。
整体の効果をさらに高めるには、日々の生活習慣も見直すことが欠かせません。以下のような取り組みが、整体との相乗効果を発揮します。
・白湯を飲む習慣をつけて内臓を温める
・湯船に10〜15分浸かる習慣で基礎体温を上げる
・20時以降のスマホ使用を控え、睡眠の質を高める
・冷たい飲み物やスイーツを控え、胃腸を守る
・1日10分のウォーキングで全身の巡りを良くする
整体の施術で「整える」→「流す」→「保つ」というサイクルをつくり、生活習慣でその土台を支えるイメージが理想的です。
妊娠しやすい体をつくるには、「結果を急ぐ」よりも「土台を整える」ことが何よりも大切です。骨盤のゆがみ、自律神経の乱れ、冷え体質──妊娠を遠ざけているこれらの要因は、日々の習慣と整体のアプローチで改善可能です。
病院での不妊治療と並行して、あるいは治療に疲れてしまった方も、体にやさしいアプローチで“本来の巡り”を取り戻す選択肢を知っていただければと思います。
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骨盤矯正&内臓調整