大会前の張り感や疲労は、「頑張っている証拠」と捉えられがちですが、放置すればパフォーマンス低下やケガのリスクにつながります。特に、関節が柔らかいタイプの方ほど、筋肉で無理に支える癖がつきやすく、慢性的な過緊張に陥りやすい傾向があります。
この症例は、追い込み期こそ“攻めるケア”ではなく、“整えるケア”が重要であることを示しています。適切なリカバリーと計画的な調整こそが、本番で最高の結果を引き出す土台となります。
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本日は、『ハイロックス前の腰臀部の強い張り感 |大阪市中央区・20代女性アスリートのケース』の症例をご紹介します。
「練習を頑張るほど、身体が重くなっていく」「疲労が抜けないまま、本番を迎えてしまいそうで不安」
大会を控えたアスリートにとって、追い込み期のコンディション管理は結果を大きく左右します。特に、疲労を我慢しながら練習を続けてしまうと、本来高めたいはずのパフォーマンスが、逆に下がってしまうことも少なくありません。今回ご紹介するのは、ハイロックス出場を控え、腰臀部の強い張り感に悩まされていた20代女性のケースです。
大阪市中央区在住の20代女性。「スポーツ整体」で検索し、当院を見つけてご来院されました。お仕事はサービス業。ハイロックス出場に向けて、ランを中心としたトレーニングで追い込みをかけており、その影響で腰から臀部にかけての張り感が強くなっていました。座っていても立っていても張り感が変わらず、「常に張っている感覚」が抜けない状態。大会まで残り1週間というタイミングで、「しっかりリカバリーして本番に備えたい」という思いから来院されました。これまでマッサージにも通っていましたが、大きな変化を感じられず、「どう対処すればいいのか分からない」と感じていたそうです。そこで、専門的に相談できる場所として当院を選ばれました。
評価を行うと、右中殿筋と右大腿筋膜張筋に強い筋緊張がみられました。特に、股関節の外側から臀部にかけての張りが顕著で、動作時にも防御的な力みが確認されました。ランニング動作を確認すると、痛みが出始めてから無意識に右脚をかばい、股関節を中心に走るフォームへと変化していました。その結果、本来は分散されるべき負担が右股関節周囲に集中し、筋肉の過緊張と炎症が悪循環を起こしていた状態でした。また、体幹と骨盤の安定性が低下していたことで、着地の衝撃を十分に吸収できず、右側へのストレスが蓄積しやすい構造になっていたことも、痛みの悪化につながっていました。
このケースでは、「大会直前でも安全に回復させること」と「本番で力を出し切れる状態を作ること」を最優先に施術方針を立てました。まず、臀部を中心とした過緊張を丁寧に緩め、筋肉が本来の柔軟性を取り戻せるよう調整を行いました。同時に、股関節と体幹の連動性を高め、走行時の負担が一部に集中しない身体づくりを進めています。さらに、大会までの残り期間を考慮し、無理のない練習量と休養のバランスを一緒に整理。回復を妨げないトレーニングスケジュールの再構築も行いました。
施術後は、腰臀部の重だるさが大きく軽減し、身体全体がスッキリした感覚を得られました。股関節の動きもスムーズになり、動作時の詰まり感が減少しています。「さっきまでの張りがウソみたいです」「体が軽くなって、また前向きに練習できそうです」といった声もあり、身体面だけでなく精神面でも安心していただけた様子でした。現在は、大会後も定期的にコンディションを整える目的で、継続的なケアを行っていく方向でサポートしています。
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