本日は、サッカーの練習中に股関節を痛めてしまった小学生のケースをご紹介します。成長期のお子様に多い股関節の痛みは、放置すると長引くこともあり、早めの対応が大切です。
大阪市内のサッカークラブに所属している10歳の男の子。3日前の練習で強くボールを蹴った際に右股関節の前側に強い痛みが走り、その後から歩行時に違和感が出るようになりました。特に 走る・ボールを蹴る・方向転換する動作で痛みが強く出るため、練習を休んでいる状態でした。来院時には写真のように、うつ伏せで膝を曲げて足を左右に倒す検査をしたところ、右股関節の可動域が狭く、痛みでスムーズに動かせない状態でした。お母様も「歩き方が不自然で、このままサッカーを続けて大丈夫なのか不安」と心配されており、インターネットで「心斎橋 股関節痛 小学生 サッカー」と検索し、当院を見つけてくださいました。
初回検査では以下の所見が確認されました。
・右股関節前面に強い圧痛(押すと痛いポイント)
・股関節を外に開く動きで痛みが増強
・右足での片足立ちが不安定
・骨盤の歪みと太ももの前側の筋肉の硬さが顕著
これらの結果から、股関節周囲の筋肉疲労と骨盤バランスの崩れが主な原因であると考えられます。特に成長期では、骨の成長スピードに筋肉が追いつかないため、痛みが出やすくなる傾向があります。
初回は炎症を悪化させないよう、痛みを和らげることを最優先に施術を行いました。
・筋肉の緊張をゆるめるソフトな手技療法
・骨盤と股関節周囲のバランス調整
・負担の大きい太もも前側・内もものストレッチ
・自宅でできるアイシングと軽いストレッチの指導
施術後は歩行時の痛みが軽減し、股関節の動きもスムーズになりました。ご本人も「足が軽くなった!」と笑顔に。今後は週1回を目安に施術を続け、再発防止のためにウォーミングアップ方法や正しいストレッチを指導していきます。競技復帰に向けて段階的に負荷を上げながら、安心してサッカーを楽しめる身体作りをサポートします。
サッカーをはじめとするスポーツでの股関節痛は、成長期のお子様によく見られる症状です。放置すると オスグッド病やグロインペイン症候群(鼠径部痛症候群) などに進行することもあります。早期に適切な施術とセルフケアを行うことで、復帰も早くなり、再発防止にもつながります。股関節や膝、足首の痛みでお困りの方は、お気軽にご相談ください。お子様の大切な身体を守るため、スポーツ整体の専門家がしっかりサポートいたします。
\ 最高のパフォーマンスを /
サッカーを楽しむために。