本日は、ゴルフ後に毎回腰痛が起こる40代男性ゴルファーの症例をご紹介します。ゴルフを続けている方の中には、「プレー中は平気なのに、終わった後に腰がズーンと重く痛くなる」というお悩みを抱えている方が少なくありません。同じようなお悩みを持つゴルファーの方は、ぜひ参考にしてください。
患者様は40代男性で、週に1~2回ラウンドをされる熱心なゴルファーです。数年前からプレー後に腰の張りを感じていましたが、最近はラウンド翌日まで痛みが残るようになり、ゴルフのパフォーマンスにも影響が出てきたとのこと。特に痛みを感じるタイミングは スイング後半のフィニッシュ時 で、左腰に強い張りと痛みを訴えていました。デスクワーク中心のお仕事で、日常的に長時間座りっぱなしが多く、体幹部の筋力低下や股関節の可動域制限も気になる状態でした。
姿勢分析では、腰椎前弯(反り腰)が強く、骨盤が前傾気味になっていました。さらにゴルフスイングを再現していただいたところ、上半身と下半身の連動がうまくいかず、腰部に過剰なねじれ負担がかかっていることが判明。これは典型的な「腰でスイングを回してしまうタイプ」で、ゴルフ腰痛に多い特徴です。
初回は炎症や痛みを抑えるために、腰部の筋緊張を緩める手技を中心に施術。特に腰と骨盤を支える 大殿筋・腸腰筋・腹斜筋 のリリースを行い、動きをスムーズにすることを目的としました。さらに、骨盤と胸郭のバランスを整える整体で姿勢を補正。仕上げにストレッチと軽い体幹トレーニングを実施し、腰への負担を軽減する基盤を作りました。
腰痛を根本的に改善するためには、正しいスイング動作を身につけることが必須です。患者様には、以下のようなトレーニングを指導しました。
・骨盤と胸郭の分離を意識したウォームアップ
・体幹でスイングを支えるための呼吸トレーニング
・ゴルフ専用の股関節モビリティエクササイズ
・腰をひねらず下半身から回転を作る感覚を養うドリル
これらを自宅でも継続していただくことで、腰への負担が徐々に減っていきます。
初回施術後には腰の張りが軽減し、スイング時の違和感も減少しました。3回目の施術時にはラウンド後の腰痛がほとんど出なくなり、「翌日もスッキリ目覚められるようになった」と喜びの声をいただきました。ゴルフのスコアも徐々に安定し、腰痛を気にせずスイングに集中できるとのことです。
症状が再発しないよう、月に2回のメンテナンス整体と、週2回のセルフトレーニングを継続していただきます。また、ラウンド前後のストレッチと、日常生活での正しい姿勢保持を徹底していただくことで、長期的な腰痛予防を目指します。
ゴルフ腰痛は「年齢のせい」ではなく、身体の使い方と姿勢のクセが原因で起こるケースがほとんどです。適切な整体と正しいトレーニングを組み合わせることで、腰痛を改善し、ゴルフパフォーマンスを高めることが可能です。もし「ゴルフのたびに腰が痛くなる」「翌日まで疲れが残る」というお悩みがありましたら、ぜひ一度ご相談ください。あなたのゴルフライフがより快適で楽しいものになるよう、全力でサポートいたします。
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